Eat me in the St.Lewis 2.

チェンマイは2回行っている。市内は本当に小さな街だけれど、たった2回ぽっちの訪問(滞在は10日程度)では、まだまだ勿論知らないところもごまんもあるわけだが、まあ一般の観光であれば2日もあれば事足りる街である。様々な観光地が世界中にある中で、ここチェンマイに再び行く人なんてのは、観光以外に理由があるからに他ならない。静かで平和で自然に恵まれていて物価は日本の1/3程度。ネット環境は超スピードではないけれど不自由はしない程度はある。人々は(おしなべ)優しく、少しの排気ガスと10年に一度くらい来る水害、後は少々足の便が悪いくらいを我慢すれば、暮らすには非常に良い街であると思う。バンコクの喧騒と渋滞にはおおよそ疲れきっているので、仕事目的とはいえ、僕にとっては非常に落ち着ける街である。また、きちんと2時にはお店が閉まるので、アホほど飲まなくて済む。まあこれは自制の問題であるけれども。

さて、チェンマイ名物のカオーソイを前回紹介したわけだが、ここチェンマイのご飯は本当に美味しい。個人的にはバンコクの平均よりも上の点数をあげたい。ぶっちゃけると、ここ日本に住んでいても、ご飯だけはチェンマイのものだけでいいと思っているくらいである。和食など恋しくはならない。

今日は、そのチェンマイのご飯の中で、特に美味しかったお店をご紹介しようと思う。
・SPチキン

ここが誰が何と言おうとキングオブガイヤーンのお店である。他の屋台の炭火で焼くガイヤーンは勿論美味いのだが、ここのは超越している。現在のところ、死ぬ間際に食いたいもの堂々たる第一位だ。炭火+網ではなくて、ここは一羽まるまる遠赤外線で焼く。写真ではわからないけれども、棒に刺してある鶏はくるくると回り、均等に焼けるという仕組みだ。

写真を見て、「なんだ普通のガイヤーンじゃねえか」等と思ってはならない。何度も重ねたタレがパリパリで中はほくほくジューシーである。そしてそれだけでは無い。 ここのは、鳥の中ににんにくを中心とした香辛料が詰め込まれている。ただし、肉詰めのようにはっきりと目に見える形では無い。これはおそらくなのだが、注射器のようなもので、様々な香辛料の濃縮エキスを焼く前に注入(ちうにう!)しているものだと思われる。また、この香辛料の組み合わせが絶品である。こんなもんはバンコクで食った事が無い。一口食っただけで思わず唸ってしまう。そして店員のドヤ顔。

写真はハーフサイズ(80バーツだったかな)であるが、体ほど食べない僕でも、一羽半ほどは楽勝でいける可能性がある。
さすがに鶏とビールだけ、というのは体にどうなのかというのもあるので、パックブーンファイデーン(空心菜炒め)とラープムー(豚の香草サラダ)も頼んだが、これらは全くの蛇足だった。はっきり言ってあんま美味しくない。ここはガイヤーンとコムヤーンのみをビールと一緒に食するお店である。まあコムヤーン頼んでないんだけれども、不味いわけはないと思わせる。

 

   

 

場所はググってもらいたいが、チェンマイ中心部の四角いお堀の北東角から北門へ向かう途中にある。ガイヤーン好きの方は、ぜひ訪れて萌え死んでほしい。

  

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