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Zoo Station 1.

時間が空いたので、チェンマイ動物園に行ってきた。場所はドイステープ(ステープ山麓)のふもと。チェンマイの堀の西北を走るHuay Kaew Rdを真っすぐ西へ走れば、堀から10分程。念のためだがバイクで、である。実はチェンマイもバンコク程ではないが、昼~夕方にかけてはけっこう渋滞する。すさまじい台数のバカスクが車の間をひょいひょいすり抜けていくのを見ると(はっきり言ってかなり危ない。あと運転が下手だ)、結構ハラハラする。ヘルメット着用率は40%ほどというところだろうか。聞いた話だと、免許を取っている人の方が少ないそうだ。取ったからつって安全運転はしないだろうけど。こちらでバイクを運転しようとする方はお気をつけあれ。


敷地面積とか動物の種類などはGoogle先生にお任せするとして、こう言っては失礼だけれど、かなりきちんと管理されている。あと、でかい。シャトルバス(6駅)とモノレール(4駅)で周れるようになっており、カフェやレストランなどの休憩ポイントも盛り沢山。また、水族館もある。これもなかなかの大きさで、しながわ水族館とかがおもちゃに見える。
サメにEntranceを突き破らせたり、魚に服着させたり、もうやりたい放題である。

世界一大きな魚のピラルク。愛想のない奴である。レンズが暗くてすいません。

愛想のある魚の代表と言えば、やはりフグだろうか。こいつは知らないが、昔、ミドリフグを買っていた。ウインクしたり、ホバリングしたり、非常に可愛い魚類である。実は凶暴なんだけどね。

もうおもちゃにしか見えない。

レオパードゲッコー。ちょい爬虫類オタの気持ちがわかる。けっこう可愛い感じがする。
いちおうレイアウト水槽もある。

お約束のアンダーウォーターもある。やる気いっぱい。また、どちらかというと淡水に強い。まあ山にある都市だしな。水族館はおおむねこんな感じで。来て損はしないレベル。
サンデーマーケットに行ってくるので、動物園は違うトピックで。

As time goes by

チェンマイに来て、あっという間に4日目になっている。すでに時系列がはっきりしない。泊っているホテルはキャンペーンで空港送迎が付いているので、すんなりとチェックインできた…と言いたいところだが、離陸が40分程遅れた。ファランのカップル3組程(イタリア人のよう)とホテルのバンに押し込まれ、チェックイン後は、前回と同じ店で1週間125ccのモタサイをレンタル。フロントの女性(きれい)の方が覚えてくれていたようで、20%ほどまけてくれた。

今回の目的は、サタデーマーケットとサンデーマーケット。あとは山岳民族の村で買い付けをすること。ナイトバザールのような、地元のタイ人が来ないようなところで買い付けをしたって、安く買えるはずがない。ファクトリーに近づくことで安くなっていくのは定説である。しかし、ファクトリーでは、かなりのロットで無いと売ってくれないし、市内中心部から遠い。そして、ファクトリーは固まってあるわけでは無いので、狙うはタイ人が買う場所や催しである。日本人であるからといって高くならないところ。そして、卸したものを揃えて売っている店では無くて、自分たちで作り、そのままお店を出しているところ(慣れてくればわかってくる)。どこで買うと幾らになり、バンコクのウィークエンドマーケットで買う場合と幾らほど違うか、チェンマイに来る方が利益がどのくらい上がるのか―。その辺の「見切り」である。

初日はレンタバイクを借りて、まずは近くのアヌンサンマーケット(ナイトバザールの最南)へ。とりあえずチェンマイに来たらカオソーイ(カレーラーメン)だろうということで。普通に美味しかった。5~6店で食べ比べをしているけれども、これは辛くないです。

だがどこで買ってもほぼ値段の変わらないポーチや肩掛けショルダーをいちおう値切って購入。モン族柄の財布を入れたかったので、ほうぼう値段を聞いて回ったが、ある一定額からは落ちなかった。卸だと言ったら少しは安くなったが、まだまだ安くなるはず。モン族の村まで行けば安くなるか、と考え、保留。

日の落ちた後にバイクでリバーサイドを走る。

実は、ほんの3週間まで、僕がこの写真を撮っている橋はかなり浸水していた。今、バンコクが大変なことになっているが、チェンマイはすでに日常を取り戻している。

ナワラット橋の手すりには赤い花が等間隔に並べられていた。何の花だろう?すごく綺麗だった。

Bridge over troubled water

ホテルを紹介する、と言って置きながら、いつの間にやらそのバンコクに来てしまっている。16日に航空券を取り(総額4万円という信じられない価格だったので)、19日に出発。洪水の件が気にかかっていたが、代理店からの「全く心配することありませんよ、ほら、大使館でもこう言ってますし、タイ政府だってバンコクに影響は無いって言ってます」という情報に、やや懐疑的になりながらも、まあバンコクは立ち寄るだけで、メインはチェンマイとかその辺だから大丈夫だろうとタカを括っていた。

ところが、着いた翌日、20日にはバンコクに接する県が浸水し、夜になると、政府から「バンコクの洪水は回避できない」との公式見解が出た。国内線のあるドンムアン空港周りは浸水し、偶然にも21日発のバンコクーチェンマイ便はスワンナブーム空港発着を取っていたものの、やれチャイナタウンや王宮近くやら、トンブリーに浸水が始まり、のんびりモードのタイ人もさすがに20日辺りからそわそわしだしているように見える。昨年の5月の夜間外出禁止令の発令時に似ている。前日までは大丈夫だ、市民を巻き込むようなことはないからさ、と言っていた知り合いのタイ人も、当日に赤服が市内に火をつけて回っているのを見て呆然としていた。

今回は、知っている人ならよくご存じかとは思うが、万が一ということを想定して(従業員がいる身でもあることだし)、川から離れていて、在住邦人が多く居住しているブロンポン近くに宿をとっている。日本人がそのへんにごろごろいるので、さすがに僕としてはつまらないのだが、昨年は夜間外出禁止令の発令された日が帰国日であり、帰れなくなった。顧客もいることであるし、これはさすがにまずいので、今回は少し対策を練ってみた(ちなみに先ほどメッセンジャーで、行くことじたいどうなの、と言われた。その通りだはっはっは)。

コンビニで水を買おうとしても売り切れ状態だったので幾つか周ったのだけど、やっと見つけたVILLAMARKETでは便乗値上げをしていた。David BowieのCM(http://www.youtube.com/watch?v=NVshARBoYVM&feature=related)を見て以来、僕はVittelのファンなのだが、価格の問題では無く、なんとなく買う気になれなかった。「もし」僕ら日本人の買い溜めで、地元に住む方々が、日常、普通に買う250mlのミネラルウォーターを高い値段で買わなければならないとすれば、申し訳ないどころではない。

買い溜めをしているのは主に誰か、というのはカップ麺の棚を見ればわかる。

「辛い味」のカップ麺以外、全て売り切れている。なんてわかりやすい。買い溜めをしているのは我々日本人である。その地区は日本人しかいないのではないのか、とも思ったけれども、店の中にはどう見てもタイ人の方が多い。もちろん、誰も大人買いをしているように等見えないのだけれど。

20日の昼はタイ人の知り合いの方と一緒にいたのだけれど、「いいじゃない、危機意識しっかりしてて。」とあっけらかんとしていたのだが、勿論、まだこの頃はのんびりモードであって、今日21日の夜には「大丈夫?ちゃんとチェンマイまで行けた???」とえらい変わりようだった。この辺だと、ソイ39の入口にある屋台街のバミーが抜群においしいということで、昼食をご一緒した。僕はバミーヘンのシーフード(汁なしソバ)、彼女は、どう頼んだのかよくわからないが、何らかのクイッティヤオ(タイラーメン)。それにカオパット・クン(エビチャーハン)をシェアして食べた。ここのはかなり美味しい!

このGさんという方には、昨年のタイの赤服騒動の時に助けていただいた縁で、メールの交換などはしていないのだけれど、バンコクに来た時は連絡し、1回は一緒にご飯を食べる。我々は英語(お互い中学生なみ)で話をするが、主に話すのは文化間の話ばかり。これは、僕が学生の時に異文化コミュニケーションと国際関係論が専門であり、向こうが合わせてくれているのかもしれないが。こういったことが起こった時に日本人はどう思う人が多いのか、タイでは専業主婦のほうが多いのか、とかどうでも良い話。

あまりに美味しかったので、チェンマイに発つ前にも来てしまった。センレックのラーメンと、ガパオ(豚肉のバジル炒め)。これもかなり美味しかった。ガパオはよく家でも作るのだけれど、これはちょっと真似できない。あっさりしているけど、コクはあって、しつこくない。オイスターソースは使っていないようだ。

スクンビット通りでは、まだ全く洪水の気配は無いものの土嚢が積み上げられ始めている。銀行やお金のかかっている建物は、あらかじめ、1mほど高く建てられていることに今日初めて気づいた。8回も来ているんだけどね。