Monthly Archives: 11月 2011

Eat me in the St.Lewis 2.

チェンマイは2回行っている。市内は本当に小さな街だけれど、たった2回ぽっちの訪問(滞在は10日程度)では、まだまだ勿論知らないところもごまんもあるわけだが、まあ一般の観光であれば2日もあれば事足りる街である。様々な観光地が世界中にある中で、ここチェンマイに再び行く人なんてのは、観光以外に理由があるからに他ならない。静かで平和で自然に恵まれていて物価は日本の1/3程度。ネット環境は超スピードではないけれど不自由はしない程度はある。人々は(おしなべ)優しく、少しの排気ガスと10年に一度くらい来る水害、後は少々足の便が悪いくらいを我慢すれば、暮らすには非常に良い街であると思う。バンコクの喧騒と渋滞にはおおよそ疲れきっているので、仕事目的とはいえ、僕にとっては非常に落ち着ける街である。また、きちんと2時にはお店が閉まるので、アホほど飲まなくて済む。まあこれは自制の問題であるけれども。

さて、チェンマイ名物のカオーソイを前回紹介したわけだが、ここチェンマイのご飯は本当に美味しい。個人的にはバンコクの平均よりも上の点数をあげたい。ぶっちゃけると、ここ日本に住んでいても、ご飯だけはチェンマイのものだけでいいと思っているくらいである。和食など恋しくはならない。

今日は、そのチェンマイのご飯の中で、特に美味しかったお店をご紹介しようと思う。
・SPチキン

ここが誰が何と言おうとキングオブガイヤーンのお店である。他の屋台の炭火で焼くガイヤーンは勿論美味いのだが、ここのは超越している。現在のところ、死ぬ間際に食いたいもの堂々たる第一位だ。炭火+網ではなくて、ここは一羽まるまる遠赤外線で焼く。写真ではわからないけれども、棒に刺してある鶏はくるくると回り、均等に焼けるという仕組みだ。

写真を見て、「なんだ普通のガイヤーンじゃねえか」等と思ってはならない。何度も重ねたタレがパリパリで中はほくほくジューシーである。そしてそれだけでは無い。 ここのは、鳥の中ににんにくを中心とした香辛料が詰め込まれている。ただし、肉詰めのようにはっきりと目に見える形では無い。これはおそらくなのだが、注射器のようなもので、様々な香辛料の濃縮エキスを焼く前に注入(ちうにう!)しているものだと思われる。また、この香辛料の組み合わせが絶品である。こんなもんはバンコクで食った事が無い。一口食っただけで思わず唸ってしまう。そして店員のドヤ顔。

写真はハーフサイズ(80バーツだったかな)であるが、体ほど食べない僕でも、一羽半ほどは楽勝でいける可能性がある。
さすがに鶏とビールだけ、というのは体にどうなのかというのもあるので、パックブーンファイデーン(空心菜炒め)とラープムー(豚の香草サラダ)も頼んだが、これらは全くの蛇足だった。はっきり言ってあんま美味しくない。ここはガイヤーンとコムヤーンのみをビールと一緒に食するお店である。まあコムヤーン頼んでないんだけれども、不味いわけはないと思わせる。

 

   

 

場所はググってもらいたいが、チェンマイ中心部の四角いお堀の北東角から北門へ向かう途中にある。ガイヤーン好きの方は、ぜひ訪れて萌え死んでほしい。

  

Eat me in the St.Lewis 1.

さて、チェンマイの名物料理といえば、最初に挙がってくるのは何と言っても「カオソーイ」だろう。詳細は省くが、言わばカレーラーメンである。別に興味ねえ、と仰る方もいらっしゃるだろうけれど、これが本当に美味いのである。別に僕はカレー大好きっ子でもなんでもないし、日本で「カレー食いに行きましょうよ」と言われたとしても、どちらかというと気が乗らない方だ。自分でも作るけれど、読破したい本(例えば三国志全巻、指輪物語全章などの続きもの)がある場合、一切その他の事をしたくないので、3~5日ぶんをまとめて作る。つまり、盆や正月は中華三昧ならぬカレー三昧である。途中で止めることができない性分であるから、映画や本、またはRPGを続きからやる、ということができない。若い頃なんてのは、

ドラクエ(18時間)→睡眠(4時間)→飯(10分)→ドラクエ(18時間)→飯(10分)→睡眠(4時間)→ドラクエ(18時間)→飯(10分)→睡眠(4時間)→ドラクエクリア

がデフォであった。この歳となっては、ガラスの仮面とか読み始めたら、死ぬのではないだろうか。

話が逸れた。カオソーイの話である。

チェンマイでは、どこぞのレストラン(タイ料理の)に行っても、まずカオソーイがある。いろんなブログを見ていると、「市内のカオソーイなんて不味くて食えない」「ここのカオソーイを食うと他では食えない」というコメントを目にするけれど、僕の周ったところでは、そんなに不味いところは無かったと思う。基本的にこの国の人たちの舌はかなり肥えている。不味かったら客が来ずに普通に潰れるだけ。ひどい味、ひどい値段で生き残っている店というのは、観光客の集まる場所かつ立地の良い場所だろうが、なかなか観光客もこれでいて舌が肥えており、かなり調べてからレストランに行く。

さて、僕の食べたカオソーイを3店ほど挙げてみたい。ここまで来るとどこも美味しいので、好みの問題だが。

・P’lek(エアポートプラザ内)

エアポートプラザ地下1階。いろいろカオソーイ屋さんはあるのだけれども、人の流れを見ていると、脇目もふらず、このお店に座る地元と思しき方々が多かったから、入ってみた。値段は一杯30バーツ。

カオソーイ大好きな方ならわかると思うのだけれど、見た目、色々なスパイスがごちゃっと入っているのがわかるのが普通だが、ここのはすごくシンプルだ。鶏肉は手羽元一本。だいたい2本は入っているお店が多いので、ちょっとけちくさいかも知れない。

専門店だけあって、高菜やライムは大きな器に盛られて好きなだけ取れ、という具合。味は悪く言えば濃厚では無いのだけれど、それはおそらくココナッツの量のせいであって、旨味は十分。学校帰りの子たちが何も言わずに黙々と食っていた。量は少なめなのでピセー(大盛)を頼むか、おやつ時にでも来ると良いと思う。

辛さ ★★★☆
ココナッツ度 ★☆
コスパ ★★☆
量 ★★
好み ★★★☆

・ラムドゥアン

カオソーイ好きなら誰もが来たことがあるだろう、リバーサイドにある老舗。日本語メニューもあり。大盛況。

高菜、玉ねぎ、ライムは別皿で持ってきてくれる。値段は忘れた。35バーツだったかと。写真でもわかるように、揚げ麺は少なめ。

ここのは非常に濃厚かつ複雑な味。ココナッツも入っているが、それでもやや辛め。スパイスが沈殿しているが、まあ、最後まで飲み干す人はいないと思う(見たことがない)ので。言いようがない味。深くて、よく平麺に絡んでただただ美味い。これは家では絶対作れない感じ。次も必ず来る。さすがのお味でした。

辛さ ★★★☆
ココナッツ度 ★★★
コスパ ★★★☆
量 ★★☆
好み ★★★★☆

・サムージャイ

ラムドゥアンからリバーサイドをそのまま北に。歩ける距離だと思う。歩いてないから知らないけれども。ここも有名どころ。ここが一番美味い、という人も多いそうで。15時くらいだから、そんなに混んでいる事はなかったけれど、観光客が10人単位くらいで何組か来ていた。現地と思しきタイ人も。

豚ののど肉を焼き鳥にしたもの(豚肉です)もオーダーする。美味い。

ここのは味がシャープ。ココナッツミルクはまろやかさを醸すが、少ないわけではないのに、カレーらしいスパイシーさが喉につく。ラムドゥアンよりはちょい量が多いが、成人男子には物足りない量だろう。ここでもきちんと「ピセー!」と注文した方がよい。まあ、ここはラムドゥアンとは違って、他のメニューもあるので。周り見るとカオソーイばっか食ってたけどね。せっかくだから、ラムドゥアン→サムージャイと食べ歩いてはどうだろう。

辛さ ★★★★
ココナッツ度 ★★☆
コスパ ★★★☆
量 ★★★
好み ★★★★

ちなみに僕はラムドゥアン派である。日本にタイ料理屋はいっぱいあって、美味しいところも知っているけれど、カオーソイの美味いところどころか、メニューにあるところも知らない。これを食うためだけにでもチェンマイに行く価値があるとは言わないが、間違いなくここらの人は食にうるさい。10日ほど滞在したものの、美味しくないなあ、というところは、観光客向け以外のところでは、皆無だった。

強いて言えば、どこのホテルの朝飯でも基本のイングリッシュブレックファースト(もしくはアメリカン。まあコンチネンタルしか出さないっつーホテルには泊まらないさすがに)が、飽きもあるのか、もう食べたくない感じ。朝は屋台に飯を買いに行く。これが良い。

次回はチェンマイのその他の美味しかったものを幾つか。

Down The Road Tonight 2.

このワット・ドイステープとやらは、観光客の方々も多いのだけれども、どうやら、普通に地元の人々もお参りに来ているようだ。お堂の周りをくるくると周るような儀式や、お線香を炊いたり、日本にあるそれとはかなり異なる様式ではあるのだけれど、きちんとやはりお寺である。マルコポーロは日本を黄金の国と呼んだが、寺だけを見ると、タイのほうがよほど豪勢かつ派手であり、文字通り金ピカである。

標高1000mもあるというのに、わっさと咲くブーゲンビリア。山をよく見ると、ほとんどが赤土である。肥沃で恵まれた地域なのだろう。

カレン族の子供達が民族衣装を纏って踊っていた。曲は何故かタイのポップス。

これは民族舞踊では無いと思うのだけれど。好みのお姉さんだったのでいちおう。

さて、観光をしている時間も勿体ないので、さらに奥のモン族の村に向かうことにする。お寺のふもとの屋台でガイヤーン(焼き鳥)を2本買い、歩き食いしながら、心もとなくなってきたガソリンを補充するため、あちらこちらに聞いて回る・・・が、どうも無いらしい。山の奥へ続く標識を見ると、モン族の村まではあと9km。ガソリンメーターはあと1メモリ。まさか、モン族もガソリンを補充しに毎回、市内まで山道を降りて行くなんてことはしないだろう。まあ村まではなんとかなるだろう、と、いきなり車輌が減った山道を引き続き登る。

ロイヤルパレスガーデンという王族の避暑地?をスルーして(寄れよ)、どんどん道幅が狭くなっていく山道をさらに奥へ。途中、2つの分岐を発見、ううむ。細い方をチョイスし、道は下りへ。車幅はやっと1台が通れるか通れないか。対向が来られると怖いので、降りて写真は撮れず。途中、歳をめされた欧米から来たと思われる男女が三脚を持って、山沿いの植物の写真を必死に撮っていた。研究者か何かのよう。また、10歳くらいの少年がカブに2人乗り×2台。煙草とは違う何かをパカパカやりながらノーヘルで走っていたが。まあうん。

途中、資材置き場があったので少し休憩。そろそろ着いてもいい頃なのだが。そろそろガソリンもやばいし。ドイステープの美しい山稜と、先ほど寄った寺のふもとの町が見える。iphoneはすでに役に立たない。液晶には緑色の丸が点灯している。

さて、ここから先がかなり苦痛だった。道路の舗装がかなり怪しくなってきたからだ、残念ながらスクーターであるからして、下りでの砂利というのは、かなり危なっかしい。時には足を地面に着けながら、ずざざざと走る。

というか、俺、道、間違ったんだなこれ(涙)。

そろそろ時間は4時。街灯なんてもんは勿論無いわけで、日が沈んでからこの山道を運転するのはご勘弁願いたい・・・とちょっと冷や汗が出てきたところで、道が広がり、なんとキャンプ場の標識が。とりあえずガソリンを!小さなインフォメーションと思しき小屋には、風体の上がらないタイ人がゴロ寝。あのーすいません、と声をかける。

「えーすんません、ガソリンないんすけどわけてもらえません?」
「いやあここにはないよ、おまえどこ向かってるの」
「モン族の村に行きたいんですよ」
「あー、ここ抜けて10分くらいしたらあるよ、そこで聞いてみれば?」
「おーよかった、道合ってた!(にしてはとうに20kmは走っているはずだが)」

下りの舗装の怪しい道を、エンジンを切ってずさささと走る。朽ちた木に”この先MON Village”と頼りなく掘られた小さな看板を発見。そして。

えーと、着いた?

山稜にうねうねとした道につらなる住居。しかしながら、観光客なんて人っ子一人いない。というか人の影すらまばらである。何人かのガキが向こうから不思議そうにこちらを見ている。そりゃあこんなとこに日本人が1人でバカスクに乗って来るなんて、おまえらも不思議だろうが、こっちだって予想だにしてない。

つまり僕は、モン族の村には着いたものの、想定していない、かなり奥深くの、モン族の居住区に来てしまったわけだ。さすがにこの風景を見て僕も理解した。

バカスクを停めて、しばらく村内を歩くと、お店らしきものが。そりゃあさすがに、全て自給自足というわけにはいかないわなあ。

店先に、モン族とは言われなきゃわからない普通の出で立ちの少年を発見。身振り手振りでガソリンの無いことを伝えると、わけてあげるよー、と家の奥からビンに入ったガソリンを入れてくれた。助かった。

質素な村なのだけれど、ところどころ、ブーゲンビリアが1本だけ咲いていて、血を思い出させてちょっと不気味。

とりあえずここからは戻るしか無い訳だが、後で調べたら、この先はメーサイという町に抜けれるらしい。が、僕のバカスクでは無理だ。まあさすがに二度と来ないと思われる。

先ほど来た道をえんえんと引き返し、間違えてチョイスした分岐点を逆方向へ。

分岐点から5分ほどで、村のゲートが。どうよこの栄えよう。どこでどう間違ったんだ(分岐点でだよ)。

チェンマイの町よりも安いものもある。ベッドカバーのサンプルをカバンを20個ほど買い付ける。が、僕の欲しいものは、ここまで来ても値段は変わらないようだ。日本人というせいもあるかもしれないけれども。

山を降りた時には日が暮れていた。ワット・ドイステープあたりまでは街灯があるので、なんとか夜道でも行けるかもだけど(どこも開いていないわけだが)、今回はガソリンの入れ忘れ(というか、山の麓にもガソスタがないのだ。市内できちんと入れておくべき)と、道を間違えたこと、バカスクで来てしまったこと等が重なり、ちょっとだけ肝を冷やした。山奥まで行きたい人(まああんまいねーだろうけど)は、オフロードバイクを借りることをおすすめする。

Down The Road Tonight 1.

チェンマイでの交通は、ソンテウ(トラックの後ろに8人くらいの座席を乗せたもの、と思ってくれれば良い)、トゥクトゥク(500ccくらいのトロくて小さいミニ自動車)、モタサイ(バイク)、バスというところである。電車は郊外や他の都市へ行くためのもので、いちおう何十台かタクシーも走ってはいるのだけれど、市民や観光客全体から見ると、その数は少なすぎて、日常使いには実用的ではない。また、人力三輪車(何ていうか知らない)もちょくちょく見るが、180cmと90kgある僕が乗ると、料金いかんの問題では無くて、見た目からして、それは人道的にどうなの、という状況になる。なので乗らない。

旅行者が主に使うのはソンテウとトゥクトゥクになる。ソンテウは貸し切りもできるが、周回ソンテウは、どちらの方面に向かうかが車体で色分けされているので、チェンマイのソンテウはわかりやすい。また、周回ソンテウは料金が決まっているのだが、忘れたのでこれらはGoogle博士に聞いてほしい。そして、トゥクトゥクの料金は交渉制である。チェンマイだと、市内の堀近くのスポットからスポットへ移動するならば、おおよそ60~100バーツというところだろうか。ちょっと離れたところからホテルに帰る時や、夜になった場合、トゥクトゥクがなかなか捕まらない、ということもある。なかなか移動手段に関しては、安心できない街ではあるけれども、市内の至るところには旅行代理店がこれでもかと言うほど店を構えていて、市内のスポットツアーやら、チェンライや山岳民族巡りツアーやら、トレッキングツアー等、どこでも募集していて、日本から予約するよりも半額~1/3は安い(ガイドが英語で良ければ、だが)。自分の好きに時間を使って、ということで無ければ、ツアーでも十分、楽しめる街のような気もする。勿論、観光に限るわけだけれど。

お勧めは何と言っても、バカスクーター(バカみたいに排気量が大きいスクーターのこと。以下バカスク)やバイクを借りてしまうこと。但し、日本のように50cc等の可愛い原付みたいなもんは無い。125ccが標準と思ってもらって構わない。いわゆるHondaのカブも”Dream”という名前でかなりポピュラーに走り回っている。どうにも夢を見るようなスタイルのバイクでは無いと思うのだが。これらのバカスクやバイクを、現地の人たちは、キティちゃん一色に染めたり、ドラえもんのステッカーを貼って台無しにしたり(僕から見れば、だが)、とんでもない荷物の量を座席の後ろに高々と積み上げたり、4人乗り(!)したりしながら、日本比で5倍ほどと見まごう、全体の車輌占有率の高さで、車道を左右目いっぱい車輌の間をすり抜けながら、勿論、渋滞時においても、やり放題、好き放題で走っている。これは個人的に思っていることではあるが、みんな運転がへた。免許など地元の方々はほぼ持っていないと聞くが、免許を持っていたとしても、たぶん変わらない。国民性だと思う。

さて、僕はチェンマイ滞在時には、バカスクを借りることにしている(150~200バーツ/1day)。おおよそトゥクトゥク3回乗車分である。この値段であれば、借りない方がおよそあほらしい。勿論、買い付けにはこのバカスクで移動し、座席後方にはゴム紐で荷物をくくり、袖には商品の入ったビニール袋をぶら下げながら、ホテルとマーケットを毎日毎日、えっちらおっちらと往復しているわけだ。ちょっと買いすぎた時などはトゥクトゥクを頼むのだけれども、今回のチェンマイ訪問の後半から車と運転手が出ることになった。出会いって有り難いものである。

でも、やっぱり、運転はへただ。

さて、1人で買い付けに周っていた頃、モン族の服飾や小物やカバン等を売っているモン族の村がある、というので、バイクで早速行ってみることにした。作っているところが一番安いんじゃないか、とやはり考えるわけだ。場所はステープ山(標高1156m)の奥にあるということ。山頂にはワット・ドイステープという、チェンマイ髄一のお寺もあるからして、なかなか良いあんばいのツーリングができるのでは無いかとうきうきする。チェンマイ市内の中心である、四方を囲む堀の北西から伸びる道を西へ15分ほど走ると、一度も曲がること無く、ステープ山の入り口に着く。

ちなみに、地図はiphoneのGoogleMap頼みだが、GSM800という超低速であるからして、なかなかGPSが探知してくれないし、正確性にも欠ける。最も、山をかなり登ってからは、線のような道路がちろっと現在地近くに表示されるだけで、iphoneはまったくの無用の長物と化した。”GSM”と表示されている液晶の横で緑色の小さな円が点灯しており、この表示が20年くらい前の通信環境であることは、おおよそ理解できた。悲しいことに。

ステープ山を登って、すぐにチェンマイ動物園がある、これをしばらく走ると、道沿いにフアイケーオの滝がある。デートスポットということで、僕と同じように、バカスクでやってきたカップルが10組ぐらい。勿論写真を撮りたいのでどいてもらった。ガルルルル。

ステープ山は、滝巡りコースがある。山頂へ向かう道からバイクで行けない脇道に「こちら~~滝です」という表示があって、それぞれ、レベル分けされた滝を拝むことができるのだが(赤目四十八滝みたいなものだと思っていただければわかりやすいと思う)、もちろん、やめておいた。占いを信じる性分では無いのだけれど、四柱推命によると、僕は今年、水難の相があるとのことだ。こんな洪水時にバンコクで何日か過ごそうと考えていたことは、完全にヒューマンエラーである。勿論僕の。

滝からしばらく行くと、展望台がある。華麗にスルーして(寄れよ)、20分程過ぎると、いきなりみやげ物屋や、食い物屋や、だだっぴろいパーキングのある開けた場所に出る。そこがワット・ドイステープへの入り口がある。両側に竜が施されたおよそ300段の階段を上ると、

金箔で彩られた立派な仏塔が。1383年産らしい。

ちなみに、当然、僕はケーブルカーを使って登りました。

続きはまた。

Zoo Station 2.

チェンマイではラミングロッジ、というネット使用料無料のホテルに泊ることが多いのだけれど、ものすごく速度や接続が不安定で、写真のアップロードに何度も失敗する。すでに帰国してしまったが、日本だと当たり前のようにサクサク上がる。日本のネットワークインフラというのは、やはりすごいもんだなあ、と思う。有線でも良いので、いいホテルないかなあ。
前回の続きの動物園写真大会。雄(と思われる)キリンの流し目がたまらない。やはりカップルなのだろうか。こんな優しい目で女性を見たことなんて俺無いかも。
動物園を入ったらすぐに迎えてくれるフラミンゴ。

なんかカップルと思わしき写真ばかり撮っているような気もするが、んなーこたない。

ずっと俺だけにガンをくれていたパンダ。周りの観光客からも、なんであの人ばっか見てるの?と、指差されながらかなり笑われた。レンズを向けてもこのとおりだ。いいか、てめーがパンダで俺が客だ。

ダチョウの凛々しさは好きだ。

コアラはずっと寝てた。

うあー

カピバラは、かわいいけど、くさい。

こいつらは立っても人気にならないのだろうか。

やっぱ爬虫類嫌いじゃない。

悲しいくらい人気の無いサル園。

近すg