Running To Stand Still

昨日の夜、東京ビッグサイトでギフトショーを開催中という話をMさんから伺い、速攻で行ってきた。広角レンズは無かったがいちおう。(入りきれてないし;)

さて、ギフトショーって何だよ、という声が聞こえそうだが、まあこれはいわば、パーソナルギフトと生活雑貨の国際見本市ということである。つまり、メーカーやデザイナーブランド、輸入元がブースを出し、小売りや卸が新しい商材を見つけに来たり、コラボりませんか、と提案しに来たりする訳である。

扱う予定の商品と似たものが、どのくらいの下値とロットで買えるのかなあと思って来たわけだけれど、マッチするものは無かった。まあ僕にはセンスが無いから見つけられなかっただけなのかも知れない。未だ固定客を持たないウチには、これお試しで入れよう、という商材は、まあ全体的に粗利が取れないので手が出しにくい。商売としてはブースを作って出した方が現実的かも知れない、と思った。

商売関係無く、ぐるりと会場を周って思ったのは、メーカーはキャラクター作り、もしくはヒット商品作りに必死だということ。これはまあ我々日本人の特性としては、当たり前なのだけれども、差別化を図ろうと必死に考えた結果、出てくるものがどのブースも画一的に見えてしまうのも我々の弱点かもしれない。

実現可否は置いておいて、極端な発想から生まれることは非常に多いと僕は思っているのだが、我々日本人は両極端の幅が狭いんではないだろうかとも思っているのだけれども、どうだろうか。

アイデアはちょっとしたことから生まれるが、その人の歴史を通っていないアイデアは絶対に出てくることは無い。だから僕は、どこへでも行くし、何でも見るし、何でも聞く。興味の有無は関係ない、と言いたいところだけれど、これはまあ、自分でも気付かないところで趣向として出てしまう。ただ、きちんと意識していなくてはいけない。正しい立ち位置にいるためには、実は、ずっと走っていなくてはならないのだ。

昼食は4Fの香港飲茶楼で3コンボのランチ。アメリカのフードコートに必ずと言っていいほどある、パンダエクスプレスを彷彿とさせるシステム。こういった、リピーターを期待しない場所にある、いわゆる土産物商売をするレストランは、人をさばくシステムは向上しても、味は向上しない。パーキングエリア理論とでも言おうか。食えない味じゃ無かったけれど、誰も満足はしないと思う。

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