LETTERS,LIGHTS,TRAVELS ON THE STREETS.

 小沢健二の「僕らが旅に出る理由」の英題。少々洒落た人たちの多くが大好きだったオザケンは、そのブームが終焉に近づくと、本当に世界を巡る旅に出てしまい、帰ってこなくなってしまった。最近ぽつぽつと話し始めた彼によると、どうにもそうしなくちゃならない理由があったらしい。彼はまるで訪れた地を住むように旅をして、いろんなたくさんの国に住んで、たまにインストのみのボーカルの入っていないアルバムを僕らに届けた。その頃は彼の音楽を追いかけている人はすでに多くなかったが、彼のアルバムの中で最も素晴らしいのはその時期の、「毎日の環境学: Ecology Of Everyday Life」であると思う。ハラカミレイ辺りが好きな人は間違いなく必聴だが、今回の話の要点はここでは無い。

旅に出なくちゃならない理由は僕にも幾つかあって、その理由が幾つか積み重なったことによって、何故か今、僕はミュンヘンにある小さなホテルでこれを書いている。不思議だ。写真はミュンヘン中央駅。

今日から、ドイツを列車で巡る旅に出ます。

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