Posts By SHU

Food terrorist from Thailand Part1.

どうして今ここに来ているのか、というのは置いておいて、今日はいわゆる「タイ飯」の話をしたい。
いつの間にやらタイ飯は、僕ら日本人の胃袋をがっちりと掴み、いつの間にやら、セブンイレブンでも「タイ風ガパオごはん」を気軽に買える時代になった。東京なら、タイ飯レストランやカフェが無い駅を探すほうが大変なくらいだ。が、しかし、美味い店、というとなかなか限られるわなあ、というのが本音であって、たとえ、その美味しいお店であっても、日本はカニやらエビやらが、本当にこの国は海洋国家なのかと言わんばかりに高いので、なかなか、タイでいつも食べているようなご飯にはありつけない。ありつけたとしても、「タイ飯で2人で10000円いくとかはちょっとなあ」、と率直に思ってしまう。←それはおまえらが飲みすぎるからでは
で、結果日本ではあんま行かない。簡単なタイ飯なら自分で作っちゃうしね。
まあ、今回は訪タイ15回記念として(そんなに来てるのかよほんとキチガイだな)、ここ1週間で食べたものを写真に収めてみたので、幾つか紹介していきたいと思う。ちなみにタイ飯だけ食っている訳では無いので、純粋なタイ飯テロでは無いことをお許し願いたい。また、大人数で食う時は写真は撮らないようにしているので、いわゆる、写真として映えそうな大皿写真は無い。だって、他の人に食べるの待たせるの申し訳ないからね。

  
初日はものすごくおなかが減っていたので(エアアジアに乗るのが久しぶりでご飯を予約し忘れた)、屋台でご飯を買ってアパートメントにて夜食をとった。左はいわゆる、カキの卵とじ。当るのが嫌なので、カキは火を入れてもらう。タイ語ではホイトートという。200バーツ(700円)もした。卒倒。アベノミクス安というのもあるが、バンコクもじわりじわりと物価が上昇している。また、借りたアパートの周辺は観光客が多いソイ(通り)なので、屋台であってもちょっとお高いのだ。

ちなみに、大きさがわかりにくいが、卵をゆうに5個は使っているだろうビッグサイズである。タイ飯は本来、量が少ないのだが、圧倒的に西洋人が多い通りだからかもしれない。にしても俺一人で食いきれるわけがない。食ったけど。

また、卵焼きの下にはキャベツがこんもりとあるのだけど、これは珍しいパターンのやつで、だいたいはもやしになる。

で、右の皿の左は、いわずと知れた鳥モモの唐揚げ(ガイトート)である。50バーツ(180円)。安くない。3年前なら130円だったが。右のドラム2本は、最も僕が敬愛しているタイ料理(というかイサーンという北方の料理)、鳥の照り焼き(ガイヤーン)。これも50バーツ。日本の焼き鳥のタレに、様々な香辛料が絡んでいて、ま、ざっくり言って、死ぬほど美味い。これも専門店とかがあって、美味い食堂に、わざわざタクシーを乗り付けて行くくらいであるが、そういうのはまた今度。初日はお腹が空いていたとはいえ、タイで、一回の飯で1000円以上も使ってしまうという屈辱。おのれ…!
  

食べ過ぎの翌日は(食べ過ぎじゃなくても)、僕はタイ風のおかゆを食べることが多い。おかゆでも2種類あって、お米の粒が残っているのをカオトム、残ってないのをジョークと呼ぶらしいが、よくわかんねえ。これはエビ入りで60バーツ(210円)。フードコートで。お姉さんが首をひねりながら、何度も味見をしていたのが印象的だった。おそらくマニュアル通りに作っても美味しくなかったからではないだろうか。そのおかげかどうか、美味しかったが、ふつう、タイのおかゆにスープに色はついてないんだが。間違えたんじゃないのか…!
 

 タイのラーメン(クイッティヤオ)。屋台で45バーツ(165円)。だいたい屋台では、スープを選び(複数あるところは)、麺を選び(5種類くらいある)、そして、具を選ぶ。僕はクリアスープ(ナムサイ)中華麺(バミー)と豚肉(ムー)にした。屋台には英語表記が無いところも多いので、タイに初めて来る人には、ラーメンの頼み方はちょっと敷居が高いかもしれない。まあ指差しでなんとかなるようなならないような。ちなみに大盛りは「ピセー」。汁無しもできる(ヘーン)。麺と具、スープをそれぞれビニール袋に入れてお持ち帰りもできる。ビニール袋にスープを入れる絵は、初めのうちは、なかなかシュールに見えるかもしれない。また、特に旅行者の方々は、ホテルの部屋に、ラーメンを入れる食器やお箸があるかを確認の上試されたい。じゃないと、一切食べる手段が無くなる。もちろん、僕は二度ほどやらかしたことがある。
ちなみに、お持ち帰りは「テイクアウト」で充分通じる。英語がぜんぜんダメなタイ人、もしくはあなたがダメな場合は、せいぜい、ボディーランゲージで頑張って欲しい。ま、ビニールをゴムで巻く素振りをしたら、だいたい大丈夫では。

  
違う日のおかゆ。レストランで食べたので(僕は喫煙者なので外で食べるから、屋台とそう変わらないんですが)、100バーツ(350円)。朝まで飲んでた日だったので、朝食屋台がもう引き払っていたため。タイに何度も来る人は、最初は有名レストランに行って美味い美味い(実際美味いからね)言ってるんですが、そのうち、屋台との価格差と、実はタイは屋台がむちゃくちゃ美味いことがわかって、屋台でのご飯が普通になる人も多いわけで。もしくは頑として日本食じゃなきゃ嫌だという人も。舌の合う合わないはわかるけど、その地の飯を一切食わないのは、もう来なきゃいいんじゃないかと。タイの日本食のレベルはかなり改善されたと思うけれど、絶対に日本より高くついちゃう。ちなみにここまで辛いご飯無しだしな。

 

バンコクから「パタヤのカオサン」こと、ソイブァカオに逃亡。ここいらでは有名な青い屋根の「名無し食堂 」。いわゆる蒸し鶏の炊き込み御飯、カオマンガイですね。35バーツ(125円)。まあ写真で見てもこれが美味しくないわけないんで!ここのカオマンガイはかなり有名なんだけど、他のメニューも美味しい。ちなみにいっつも混んでます。タイ人もファラン(西洋人)もみーんな。人種のるつぼ。
 

もちろんカオマンガイには、お米を炊いている鶏ガラスープがついてくる。浮いているのはパクチーで、中に入っているのは冬瓜ぽい何か。クセが無くておいしい。大根と瓜の間くらいの食感。あと、ふつーの卵焼き頼んだ。やっぱ大きくて50バーツ(180円)。合わせて85バーツ(305円)。あー最高。卵焼きが半分くらいであればもっと最高。

  

タイ飯が続くとさすがに飽きも来るわけで。ネットで評判の良いレストランで朝食。BigBreakFast、99バーツ(350円)。これにコーヒーとオレンジジュースがついてくる。ざっと見、ふつーのイングリッシュブレックファストぽいんだけど、さにあらず。

  

だいたい、タイのホテルの朝食ビュッフェのウインナーやハムは、いかにもピー(←検閲されました)で膨らませてました的なぶよぶよ感溢れるそれらしきものがほとんどなんですが、ここのはビュッフェでは無いけど、写真の通り、日本じゃ買えないニュルンブルクソーセージ。いやー旨そうだよね明日も行ってくっかな

ベーコンもド厚切りの本格派。日本にもこういう喫茶店あるといいのにな。但し、タイはどうもパンがいまいち。これは小麦の質のせいだと思う。焼き上がった時の香ばしさ感、いい香りが無いんだよね。

   

とか言う話をしていたら、連れ合いのフランス人がこの辺りのパンのベストバイショップを教えてくれた。有名どころのデパートにも卸しているとのこと。で、昼飯はまさかの菓子パンに。バタークロワッサンとパイナップルパイと、パイナップル(だだかぶり)。ぜんぶで105バーツ(370円)。タイでタイ以外のものを手に入れようとすると、大概が高くなります。アベノミクス安もあって、もうこの辺は日本と変わんないかも。パイナップルは70円なんで嘘みたいに安いけど。

暇があったらPart2に。。。

The Immortal

 

どうでも良い人に接する態度が、その人の性格を表している。

 

 

The Ultimate Sin.

自分の言いたいことを言うために、アルコールをエンジンにする、という人を見ていると、酒で言うことができるだけ救われてるんだよ、って思う。

 
自分の好きなように生きれば良いんだよ、一度だけの人生なんだから、と、あっけらかんと言う人を見ると、自分はできてないな、って思う。だけれど、こういう役割は誰かがしなくちゃいけないんだろうな、って思う。それが自分であるなんて奢った考え方はしたくもないけれど。

Walkways.

一眼で撮った、ドイツでの写真を幾つか現像した。これはミュンヘン、夜のオットー通り。

記録だけの写真はスマホで撮れば良い。いわゆる観光地の誰もが撮る写真はあなたが撮らなくてもよいのだ。そこに写っているのがあなたや、あなたの大切な人で無く、その瞬間が特別なもので無い限り。もちろん全てスマホで撮ったってかまいやしないのだが。

ただ、目の前でいきなり何かが起こった瞬間―、というのは、日頃からカメラをぶら下げている人で無い限り、その瞬間を捉えるのは難しい。今のスマホならすぐだ。だけれども、あなたの目の前に何かしら心が動くものがあったとしたら、ぜひ一眼レフカメラで(レンジファインダーでも良い)、ファインダー越しに記憶として収めてみて欲しい。個人的には、ファインダーの無いミラーレス一眼は微妙だ。でかいスマホと変わらない。写りという意味合いでは無くて。

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ヴュルツブルク駅で撮った警察隊。ドイツの警察にはちょっと敵いそうにない。ちなみにこれはiphone。目の前で堂々と警察を一眼で激写する勇気は僕には無い。スマホでこっそり撮っているというのに、右の警官は目が合っている。

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ベルリンのソニーセンター。夜はライトアップされる。RGB三原色に移り変わるが、こういうのは動画より写真の方が良いと思う。

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ドレスデンのシュタールホーフ。ドレスデンは歴史建築が多いが、ほとんど二次大戦後に建て直されたもので、歴史的な価値は(おそらく)薄い。とはいえ、見事すぎる街。

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ハイデルベルクの哲学者の道。上り坂も下り坂もかなりきつくて参った。
老夫婦がゆっくり、ゆっくりとお爺ちゃんがお婆ちゃんの手を引きながら歩いていくのを見て、抱きしめたくなるくらいの衝動にかられた(そして3人は奈落の底へ)。

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ミュンヘン、カールスプラッツ近くの閉店後のレンタカーショップ。ここは店内にほぼ何も置かないことをコンセプトにしている。ちなみに昼もオレンジだ。

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朝6時頃のローテンブルクの郊外に散策に出たら、偶然出会った、野生(たぶんな)のゴート。こちらを向いてくれるのが嬉しい。

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ベルリンのアレキサンダープラッツにある、なんたらRoccaとかいうダイニングレストランかつバー。少々贅沢かつ場違いな夜。暑い日だった。

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ハイデルベルク精霊教会のステンドグラス。昔から西欧を廻る時はあまり教会には行かないようにしている。飽きるのだ。

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ハノーファーのハーレンハウゼン宮廷庭園で。死ぬほど広い。庭園内レンタサイクルを導入するべき。

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ミュンヘンのマリエンプラッツにあるブティック。青山に持ってきても、ひとさら目立つと思う。UFOキャッチャーみたいに持ってはこれないものか(これません)。

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ベルリンの博物館島近くで。一眼カメラでは、ほとんど観光に関係無いものばかり撮っている。

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ダッハウ強制収容所の一番奥にあるカタコンペ。表向きは普通に観光している感じだろうが、ヒトラーの台頭から、その後の東西ドイツの分裂までの近代史の本ばかり漁っていたので、主に関連のある地を追った。

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ベルリンの戦勝記念塔。19世紀以降はドイツは負け通しだが…。日本は一度しか負けて無いのに、戦勝記念なんとやら、というのが無いのがすごく不思議。ちなみに夜にここに来たのは、写真を撮るのに夢中になっていて、最終バスに乗り遅れたから。地下鉄は24時間やっている。24時間繋がりでひとつ書かせてもらうと、ドイツにコンビニは一切無い。

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ハイデルベルクで出会った鳥。この街は、行く前は思いもしなかったのだけれど、いちばんの収穫だった。いわゆるツアーではどうしても外れやすい街。古城街道を巡るような、ややマイナーなツアーであれば。2回目にドイツに行く人などはぜひ。1回目はシンデレラ城とライン川下りだろうから。

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ハノーファーの聖ニコライ公園。観光客が行くところでもないので、特にコメントは無いのだが、こういう写真が好きなのだ。というか、ハノーファーなんて行かないか。

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ミュンヘンのどこかしらか。こういう細かい仕事をさせたらドイツ人は世界一。

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ローテンブルクで遭遇した、奇跡みたいな風景。

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ハイデルベルクのネッカー川沿い。きみら平日の昼過ぎなんですが、何をしているのですか。

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ニュルンベルクで入ったバーでオーヘントッシャンの12年を。カクテルは見事に作るのに、ウイスキーは根付いてない。ドイツは氷の文化が無い(コーラを頼んでも氷は入っていないし、アイスコーヒーを置いてるところは少ない、置いていても冷やしただけ)のは切実に困った。タイ人がドイツに行ったら死んでしまうのではないだろうか。しょぼい氷を幾つ入れる?と訊いてきて、ステアすらなし。壊れた製氷機のように真ん中がぱっかり空いていて、瞬時に溶ける。これで1800円。泣ける。

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ミュンヘンのバイアー通りで。

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ケルン大聖堂の夜景。FaceBookにも書いたが、聖歌隊(?)の方々の素晴らしい歌でミラクルな夜になった。

 

とりあえず、一部を掲載したが、もう1度くらいまとめて載せるかもしれない。2000枚くらいは撮ったのだ。

 

 

Mean street.

旅行中にはおざなりにしていた、Twitterの履歴をくるくると追っていると、思わず、自分のことを言われているような、ギョッとするツイートを拾ってしまう。

僕の持論に、「人間は残酷な人ほど優しくなれる」というのがあります。残酷な人ってね、相手がどう思っていようか全く関係ないんだよ。相手の気持ちなんて関係ないの。自分が好きだから言葉を尽くして気持ちを尽くすんだけど、「ああ、もうこの人はこれ以上のことは伝わらないんだな」って思ったその瞬間から、一切手を引くことが出来る。未練がましい人は、相手にかけた気持ちや時間とか時にはお金に執着する。残酷な人は、そういうものは持ち合わせていない。これ以上はダメだと思ったその瞬間から、プッツリと気持ちを切ることが出来る。優しさってそういうものなんだと思うんだ。相手の状態がどうであれ、出来る限りのことを自分がする。それでもダメって思ったら、後ろ髪を引かれながらも背中を向ける。

そういうのが優しさってもんじゃないかな。私はそういう付き合い方をしたい。

うわべだけの人付き合いというのは、僕にとってすごく苦手なことなのだけれど、ある程度親密になった人との間がズブズブなのかというと、もちろんそうではない。社交性はそこそこあるつもりだが、自分の中の足りない部分(人間的な魅力であるとか、まあそのあたり)を補完しあったり、寂しさ共有グループのようなことを嫌う。しかしまあ、そんな僕のような中途半端な人間に興味を持ってくれた、幾分かの人々を過去の遡って思い浮かべてみると、こういうパターンがなんと多いことか。「この人には伝わらない」と、上から目線でジャッジしているわけでは無い。しかし、言われた方からしてみると、それはもう残酷極まりないことかもしれない。少なくとも、自分は残酷な人間であるという自負はあるのだけれども。

背中を向けた結果の行方のおおよそはわからない。だって、背中を向けたなら、背中を向けた責任を自分なりに取らなければならない。その後を、何かしらの手段で追うことは中途半端だから。

これが優しさと呼べるならば、もう少し世の中は過ごしやすく出来ていてほしい。

写真はハンブルグ。どの通りだったのか、もう、名前もわからない。